住宅ローンの金利、下げられるなら下げたい!
住宅ローンを借りている人は一度は考えたことがあることかと思います。
他の銀行の金利のほうが低かったり、今借りている銀行でも新規に借りるほうが金利が低かったりするところを見てしまうと、ちょっと今の金利だと損している気分になりますよね。
金利を見直す方法としては、他の銀行で借り換えるという方法があるのですが、色々と手続きが多くなりそうなので、まずは住宅ローンを借りている銀行に連絡をしてみることにしました。
この記事では、今回私が住宅ローンについて銀行に直接金利交渉をした内容を記録として紹介します。
実際は借りている金融機関によって違うところはあるとは思いますが、
金利の見直しを考えている方や、これから住宅ローンを借りようとしている方にに少しでも参考になればと思います。
住宅ローンの金利交渉は可能なのか?
結論を先に書くと、案外あっさり金利交渉まで持っていくことができました。
もっと窓口のおねえさんを黙らせるほどの高度なテクニックが必要なのかなと思ってドキドキしていましたが、そんなことはありませんでした。
主な電話の流れは以下の感じです。
- 住宅ローンの総合窓口へ電話相談
- 翌日住宅ローンの本部から連絡があり、金利交渉!!
流れについて1ステップずつ説明していきます。
住宅ローンの総合窓口へ電話相談
現在住宅ローンを借りている銀行の住宅ローン総合問い合わせ窓口があったので、電話をしてみることにしました。
いろいろ交渉テクニックはあると思うのですが、単刀直入に聞いてみました。
住宅ローンの借り換えを検討しているのですが、借り換えについて相談があって電話しました。
現在、他行に審査を進めている状況でしょうか。
他行の審査はこれからです。
ちなみに、今借りている住宅ローンの金利を下げていただくことは可能なのでしょうか?
基本的には、住宅ローンの金利引き下げについていは対応しておりません。
やっぱりだめか・・・
ただ、住宅ローン本部と連携して引き下げが可能か確認しますので、明日改めて連絡をしても良いでしょうか。
ぜひ!!!!!!!
というわけで、なんとあっさりと金利引き下げの流れに持っていくことができました。
窓口のおねえさんもすぐに回答いただけたので、基本的にはこの流れなんでしょうね。
なので、おそらく「他行への借り換えを検討していて〜」とか変に凝った理由をつらつら並べる必要はあまりないのかなと思いました。
連絡先と、翌日の連絡可能な時間を伝えて1回目の電話は終わりました。
翌日住宅ローンの本部から連絡
翌日、さっそくお昼過ぎに電話がかかってきました。
住宅ローン契約時に伝えた勤務先に今勤務しているかという確認と、現在の年収額の確認をされたあと、実際にどれくらい金利優遇可能かを教えてくれました。
その金利とは、今の金利から−0.075%の引き下げという内容の提案でした。
今の残高からすると、47万円ほど支払額が下がる計算!
月の返済額にすると1,000円ちょっと下がります。
え!?電話するだけでこんなにあっさりと金利引き下げ対応してくれるなんて最高じゃん!
この提案内容で受けよう!
そう思っていたのですが、意外な落とし穴がありました。
金利引き下げの意外な落とし穴
住宅ローンの金利はいまの金利より−0.075%の引き下げということで、47万円ほど支払い総額が安くなる結果となりましたが、そこには意外な落とし穴がありました。
それは、金利引き下げに手数料がかかるということ。
その手数料はなんと住宅ローンの残高に対して1.65%というなかなか高額の手数料。
現在の残高から計算すると、63万円くらいの手数料がかかってしまうということでした。
つまり、
47万円(金利引き下げ効果) - 63万円(手数料)
= −16万円
という結果に。
これも金融機関によると思うので一概には言えないですが
今回の場合は、金利引き下げで下がった金額より手数料が高いという結果になってしまいました。
こんな簡単に美味しい話なんてないですよね・・・。
引き下げ額の提案まであっさりだったので、おそらく限界額ではないのではと思います。
ただ、もう少し頑張って交渉して公式ホームページに表示されている金利近くまで引き下げられたとしてもメリットがあまり大きくないと思ったので、交渉はここまでにして諦めることにしました。
金利が気になっている人は交渉の連絡をしてみてもいいかも
私は今回、手数料の兼ね合いで金利引き下げをすることは断念しましたが、今回の経験から言えることとしては、
金利が気になっている人は、金利交渉の連絡をしてみるのはアリ!
ということ。
特に、元々高い金利で借りてしまっている人は、引き下げ幅も大きくなって手数料以上のメリットが得られることもあるかもしれません。
銀行によっては手数料も異なると思いますので、一度相談してみるのもいいかと思います。
住宅ローンを借りる際は金利の比較を!
金利引き下げ交渉の結果、金利引き下げ幅が大きくない結果となってしまいました。
その理由の一つとしては、私が住宅ローンを借りた際は、事前に各銀行の金利を比較して、ある程度金利が低い銀行を選んでいたためです。
金利を把握するために、各銀行の住宅ローンページをしらみつぶしに調べたり、金利比較サイトで常に金利を確認していました。
金利が少し違うだけで数十万円〜百万円以上変わってきますからね。
その上で、候補をいくつかに絞って審査の申し込みを行いました。
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まずはシミュレーションから
私は建売の購入だったので、オーナーからの縛りで1番安い銀行は選べませんでしたが、その縛りの中で1番安い銀行を選ぶことができました。
初めから金利の低い銀行を選ぶことができていれば金利引き下げ交渉や借り換えをする必要性もなくなるので、これから初めて住宅ローンを借りようとしている方は、あらかじめ金利比較の調査をお勧めします。